ことなかれblog 備忘録

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Link Fault Signaling

いきなり話がかわりますが、今日は”Link Fault Signaling”(以下:LFS)について書きます。

Brocade(旧Foundary)のスイッチをoperationする機会が増えて、
LFSに対応していることをしりました。

LFSは10GE(802.3ae)で標準化されています。
Ethernetはもともと物理Layerの障害を検知する仕組みをもっていません。
この場合、なにが問題になるかというと、Fiberの片Link障害によるパケlossです。

SW#1             SW#2
TX ------①---- > RX
RX <-----②------ TX

①で断が起こるとSW#1ではRX受信していてLinkUp
SW#2ではLinkDownとなりLinkStateに相違ができてしまいlossが生まれます。

LFSではこのとき、
LF (Local Fault)
RF (Remote Fault)
信号を対向に送信して、伝送障害を知らせます。

--configは-- Brocade(config)# interface ethernet 1/4 Brocade(config-if)# link-fault-signaling

*両端LFS-ONでないと効果発揮しません。 ○2012/10/17 訂正 FiberでのLag接続はLACPがほぼ必須でした。(片Link障害対応のため) LACPだとkeepaliveの処理がControl Plainに回るので、 10GEのLagだと、LFS+static がよいのでは、と思います。 よくよめば1Gのautonegoとほぼ同じ耐性でした。スイマセン。 サイレント障害の耐性はないので、lacpは必要です。 <参考> MLX config guide * 少しの間、Ethernet周りを中心に書こうとおもいます。 Ethernet FablicがFieldで動き出してきているので、過去の技術もふくめまとめておこうかと。


Categorised as: Ethernet


One Comment

  1. omniber718 より:

    役に立つサイト、ありがとうございます。参考にさせて頂きました。
    一点だけ、LFとRFの向きを追記した方が良いと思います。

    ①が断線した場合、
    SW#2はSW#1に対してRF (Remote Fault)を送信
    SW#1はSW#2に対してLF (Local Fault)を送信

    という向きになると思います。

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